2007年03月11日

実力をつけるためにテストを活用しよう(3)

テストの直し方が学力を決める!

皆さんは、自分のテストが返された時、間違ったところの直しをやってますよね。やってない方は、これからでもかまいません。テストの直しがどれくらい自分の成績を学力、つまり点数アップに貢献するかを考えていただきたいと思います(^○^)。
テストの直しならやってるよという方は、どのような直し方をしていますか。

できなかった問題の説明をしてもらってその部分を赤いボールペンで直す。こういうことをやっておられる方はかなり多いと思います。でも、私はそれを推奨しません。もちろんこれで弱点が補強できればいいのですが、そうでないケースが目立ちます。試しに、1年ほど前のテストの赤で直した問題をもう1度やってみればそれが分かります。もちろん、個人差がありますのでそれで解けるのであれば何の問題もありませんが。

もう一度やって解けないケースで多く見かけられるのは、解き方の説明をそのまま写しているケースです。これでは自分の身についたものにはなりませんので、学力の向上は望めません。では、どうすればいいか?

解き方を説明してもらったり、解答がついている場合は、解けなかった問題の解説を理解した後、まったく白紙の状態でもう1度自分で初めから式を書いて解いてみることです。これがけっこうきつい作業なのでどうしても億劫(おっくう)になってしまいがちですが、実はこれが学力向上に欠かせない作業なのではないかと考えます。でも、すぐにその場で解けないとダメだなどとは言いません。直しに1年かかってもかまいません。そのテストの答案をクリアファイルなどに大切に保管して置いて、暇な時に何回でもチャレンジ出来るようにしておこうということです。そしてもう1つの重要なポイント。直しが完全に出来たら、赤とは別の色で○をつけておきましょう。

2回解けば、試験でもまちがえないで解ける!

なぜそのようなことやるのか? それは、少し時間をおいてもう1度その問題を解いてみるためです。1年ぐらい後でやっと解けたということでもかまいません。何回でもチャレンジしましょう。でも、その時には絶対にまちがえないで解いてやるぞという心構えでやってください。大げさに言うと、「命をかけてやるぐらい」の気持ちで(‥;)。

そして、その時に解けた時に初めて、自分の弱点が克服されたと考えましょう。さらに言えば、テストに似たような問題が出た時に確実に得点できるようになります。前の直しの時のように解き方をそのまま覚えていた可能性がありますが、今度解けたのはその時の正真正銘自分の実力だということになるからです。

皆さんは、算数や数学のテストをやっていて緊張してドキドキしたことがありませんか? 算数や数学はひじょうにデリケートな教科で、かつ時間内に解かなければいけないという意識が強くはたらきます。一度こういう辛い気分を味わってしまうと、それがトラウマのようになって数学の苦手意識が強くなってくることもあります。

でも、考えてもみてください。問題全部を解く必要などありません。たとえ入学試験であろうとも、問題全部を解かなければ合格しないなどということはけっしてありません。問題が10題あれば、難しい問題はせいぜい2題ぐらいです。また、その難しい問題を解くにはだれしも時間がかかるのがふつうです。単純に1題の配点が10点だとすると、他の問題を確実に解きさえすれば、限りなく80点に近づけることが出来ます。そして、出来る問題を確実に解く訓練の1つが、テストの直し方を考え直そうということなのです

算数や数学のテストは、イージーミスが命取りになります。自分が出来るはずの問題をうっかり間違えて後で悔しい思いをした経験はだれしもあると思います。こういう思いをしないためにも、テストの直し方というのをもう一度考え直してみることをおすすめします。

テストはいつでも簡単にできる

最後に、実際に学習した単元の理解力を測るペーパーテストをやらなくても、それと同じだけの効果を上げる方法を考えてみましょう。

テストというのは限られた時間内に集中してやるものです。ですからそれと同じ環境を自分でこしらえればいいわけです。

たいていの参考書や問題集には、各単元に例題と説明、それを練習するための問題、そして単元の最後にその単元の練習問題がAとかBの難易度に分かれて10題ぐらいあるはずです。各単元の例題と説明を理解したら、今度は、まず例題を説明の部分を隠して見ないようにして自分で解いてみましょう。説明を理解していたつもりでもなかなかすんなりとは解けないと思います。でも、それでいいのです。解けるようになってからそれを練習するための問題に取り組んでください。解きやすく感じるはずです。

そして次は、テストモード。Aの易しい方の問題でけっこうです。1題でかまいません。それを10分 なら10分と時間を決めて解けばいいのです。テストをやったのと同じ効果が得られるはずです。しかも、この方法だと何回でもテストできます。 この時、同じ単元の問題を同じ日に続けてやらないようにしましょう。今まで学習したいろんな単元の問題を1題ずつやる方が実力テスト対策にもなりますからね。

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投稿者 寝太郎 : 17:49 | コメント (0) | トラックバック(0)

2007年03月10日

実力をつけるためにテストを活用しよう(2)

なぜ学力を向上させるためにテストが必要か?

前回の続きです。「今現在の自分の学力がどの程度のものかを知るための実力テスト」を受ける前に、なぜこの種のテストが必要なのかを少しくわしく考えてみたいと思います。

ただし、この種のテストをくり返し練習することが不可欠なのは、算数や数学が特別得意でない、あるいはどちらかというと苦手だというごく標準的なタイプの方にとってです。世の中には、数学的な素質に恵まれている人もいます。このタイプの子供達は、たとえ今成績が悪くても、学力を向上させることはたやすいことです。どのような教え方をしなければということはまずないでしょう。基本的な学力や考え方は備わっていますので、ほんの少し軌道修正をしたりアドバイスするだけでOKです。

私が問題にしているのは、テストを活用する方法を知っていればだれでも着実に自分の学力を向上させることができるんだよという1つの考え方です。

どのようなテストであるべきか

少し大げさなもの言いになりましたが、要は、「自分が学習したことをきちんと理解できているかどうかをチェックするテスト」ということになります。何だ、当たり前じゃないかということになりますので、言葉を換えて言い直してみます。正確には、これは教わる者の側の問題というよりも、教える側の問題です。平たく言えば、「教えたことだけを数字を変えてテストする」ということです。特に、平均的な学習内容に比べて少し難しい問題は、数字を変えたものにしないと、その問題を解かされる側は対応できないでしょう。同じ学習単元の問題だからできるはずだなんて単純なものではありません。もちろん、その単元のごく基本的な学習事項はみな共通ですのでその限りではありませんが。

ですか、教えた問題の数字を変えて問題を作成するのは手間がかかりすぎるといったような事情があります。実際やってみればすぐ分かることです。

ですから、ここでいうテストは、通常は学校や塾でやる単元ごとの小テスト、数カ月単位の中間や期末テストをイメージしていただければいいのではないでしょうか。

テストの結果をどう生かすか

「学力をつけるためにテストは必要である」、「どのようなテストが必要か」に続いて、「テストの結果をどう生かすか」といういちばんお話ししたい重要な問題に触れてみたいと思います。

さて、実際にテストを受けてみてその答案が返ってきた。思ったよりできた、いやダメだった。一喜一憂することでしょう。でも、そんなことはあまり気にすることはありません。自分が出来ない問題が分かってありがたいと思いましょうもし悪かったとしても、これからの対応次第でその結果を生かすことができる。これからお話しすることは、ただそのことに尽きるかもしれません。もしそうでないならば、学力をつけるためにテストは必要だなどとは申しません。

テストは自分の弱点を発見するためにある!

自分の現在の学力を測るのが模擬テストや入学試験だとすると、ここで述べるテストは「自分の弱点を発見するため」のものだと考えましょう。なぜなら、自分の弱点を発見し、それを克服していくことなしに学力の向上は望めないからです。問題集を数多くやると出来るようになるなんてのは、やりっ放しにしないという前提があって成立するもので、実際にそんなに時間を取ってやる余裕はないでしょう。また、自分の弱点を発見するという意味では、100点を取れるようなテストはやる必要がないと考えることもできます。

次回に続く

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投稿者 寝太郎 : 19:10 | コメント (0) | トラックバック(0)

2007年03月08日

実力をつけるためにテストを活用しよう(1)

テストには2種類ある

どの教科に限らず、学力を向上させるためにはテストは欠かせないものだと思います。ここでは、算数と数学にしぼって、学力とテストの関係について考えてみたいと思います。

さて、テストには「自分の学力を向上させるためのテスト」と「今現在の自分の学力がどの程度のものかを知るためのテスト」に分けることができると思います。

「今現在の自分の学力がどの程度のものかを知るためのテスト」とは、いわゆる模擬テストと自分の受験する学校に合格できるかどうかを判定するものがあり、後者の方がより切実なものであることは疑いようがないですね。なにしろ与えられるチャンスは1回しかありませんし、その1回限りのペーターテストで運命が決まるわけですから。
今回は、「学力を向上させるためのテスト」にしぼって考えます。

学力を向上させるためのテストとは?

模擬テストにしろ入試テストにしろ、自分の学力を超える問題はできないし、まぐれでいい点数を取ることはまず不可能でしょう。ということは、自分の基礎学力をしっかり向上させておかなければ、受けても無駄になる可能性が高いということですね。

高校生ぐらいになると、1年生のころから全国いっせいの模擬テストを数回強制的に受けさせられるケースがあります。数学などになると、中間や期末テストといった学校でのテストの問題より難しくて、時間を持て余してしまうこともあるかもしれません。

いちかばちかの入試テストは別として、模擬テストなどは今現在の自分の学力を測るものですから、おみくじのように何回か引くといい結果が出るというようなものではありません。その前に自分の基礎学力の向上を図っておくべきですね。

極端な話、中学受験から大学受験まで、模擬テストの結果が重要視されるのは夏休み以降です。夏休みにどのように自分の実力を上げるかが入試の一番のポイントでしょう。小学生なら5年生、高校生なら高2ぐらいまで模擬テストの成績が良くても、6年生、高3の夏休み以降の成績もこれと比例するとは限りませんし、事実、この時期に着実に成績を上げていき、上位のものを追い越す人も珍しくありません。

学力を向上させるためになぜテストは必要か

自分が楽しく学習したことをきっちり理解できているかどうかを確認するためには、時間を計ってテストすることが欠かせません。そして、そのテストで間違ったところをもう一度学習し直すわけです。学校でやる中間テストや学期末テストといった限られた範囲のテストもそのためのものです。

私が言う「自分の学力を向上させるためのテスト」は、少し意味合いがちがうかもしれませんので少し補足します。言葉を換えると、「自分の弱いところを知るためにテストを活用しよう」ということです。ですから、100点を取れるようなテストだと意味がないと考えています。

どのようなテストが学力を向上させるか?

算数や数学でいちばんしんどいのは、新しい単元を学習するときです。その単元を一通り学習してやれやれといっても、実力がついたわけではありません。基本的な知識が不足している場合もありますし、思い違いもあるわけです。本当の理解力や学力をつけるのは、むしろこれからの反復練習にかかっているわけです。
ただし、これからだんだんその単元の問題に取り組みやすくなります。何といっても、一度取り組んでいますのである程度のその単元の全体像はイメージできているわけですから。

さて、ここからが本題の「どのようなテストが学力を向上させるか?」

自分の学習した単元の問題と言っても、易しい問題から難しい問題までピンからキリまであります。新しく学習した単元でその基本を学習したのならばテストもそれに合ったものでなければなりません。できれば、自分が学習した問題の数字だけを変えたものが理想的です。だれかに教えてもらった場合でも一度自分が解けた問題を考えるのですから、テストの時間が無駄になることはありません。自分の実力を超えた問題を1時間考えようとも、基礎学力がなければそれは時間の無駄というものです。

長くなりますので、続きは次回ということにさせていただきます。

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投稿者 寝太郎 : 11:09 | コメント (0) | トラックバック(0)

2006年06月03日

「答え」に続く解説の重要性

答えと解説

答えには解説がついています。この「解説」には、問題解法の要点・ポイントが短く的確にまとめられていることが多く、実に役に立つんです

みなさんは、学校でいろんな教科を学習するわけですが、教科書しか持っていないという方はおられませんよね。
習う教科でちがうかとは思いますが、学校で用意されている併用問題集、自分で買ったり、人に勧められたりした参考書や問題集を使っていることと思います。

でも、せっかくやった問題集で力がつかなかったら、お金と時間の無駄ということになりますね。ここでは、問題集の活用法についてこうすればいいのではと思うことをいくつか書いてみたいと思います。

「答え」の下にある「解説」

どんな問題集でもその最後に必ず「解答」がついているはずです。別冊になっていて、取りはずせるものが多いですが、取りはずせないものもあります。もちろん、自分で解いた答えが合っているかどうかを確認するのに使います。たまに、やりっぱなしですませているページがあったり。これは絶対避けましょうね。問題の効率的な練習方法とか答え合わせのコツなどは、また別の機会に触れます。

答えのページをよく見ると、「答え」に続いて、短い「解説」がついていることがよくあります。ごぞんじですよね。みなさんは、この「解説」を読んでますか?
実は、この「解説」には、問題解法の要点・ポイントが短く的確にまとめられていることが多く、実に役に立つのです。答えが合っていることにだけで満足せず、この「解説」を読むことを強くおすすめします。

答えの「解説」が役に立つ科目

特にこの「解説」が役に立つ科目というと、理科、社会、英語でしょうか。
数学の場合は、答えだけというのはめずらしく、その問題を解く式が書いてあるのがふつうですから「解説」は必要ないでしょうし、ないのがふつうだと思います。

でも、数学でも答えが合ってそれで満足というのではなく、どのような解き方か必ずチェックしましょう。こういう解き方があったのかとか、こういうふうに計算すれば楽なのかとか、いろいろ参考になることが多いですから。ここでは数学についてはふれません。またの機会に。

国語の場合は、「解説」がついていることも多いようですが、短い、問題解法の要点・ポイントだけではよく理解できないことがあるかもしれません。私自身も、国語の問題作成に当たり、数多くの解説を書いてきましたが、正直なところ、その問題のポイントをついた解説を手短に書くのは難しいと感じています。だれもが納得できるきちんとした解説を書くには、問題文を解説に合わせて多少修整しなければならないかもしれませんね。まあ、少しは役に立つかなというぐらいの気持ちです。

理科、社会、英語の解説は必ず読んで覚えよう

理科、社会、英語は、これとはまったく事情がちがいます。この3教科の参考書、特に、理科や社会は覚えることが多いものです。参考書というものは調べた時に調べたいことが載っていないとまずいものですから、ともするとくわしく、本自体も分厚くなりがちです。
理科や社会の問題集の解答につけられた「解説」は、これだけは覚えていてほしいということを強調しているものです。逆に言えば、問題の出題者がこの「解説」に書かれていることを出題するために問題を作っているようなものです。何も専門的な細かい知識を要求しているわけではありません。

特に、社会という教科は知識が中心ですので、学校内でのテストや入試問題に限らず、教科書に書かれている内容だけでじゅうぶん出題できるものです。教科書に書かれている内容だけを徹底的に覚えていれば、どんなテストであっても8割は解けるんじゃないでしょうか。
ですから、「解説」に書かれていることをしっかり覚え、理解することを習慣つければ、テストの成績が少なくとも10点は上がるかもしれませんよ。

みなさん、ぜひこの「解説」を読むように心がけましょう。
ただし、よく問題集の問題の右横によくについている「ヒント」とか「解法のポイント」などを問題を解く前に見るのはやめましょうね。順序が逆です(^○^)。

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投稿者 寝太郎 : 16:14 | コメント (0) | トラックバック(0)

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