2006年06月11日
復習することの意味を考える・その1
基礎学力の不足がボディーブローのように
前のエントリーで、「中学の1、2年は成績のことをあまり気にしなくても何とかなっちゃうんです」って言いましたが、正確に言うと、「基礎学力の不足をさほど意識しなくてもいい環境にいる」だけで、本当はこの2年間の学力いかんがボディーブローのようにこの先効いてくるんですね。
数学という学科はそういうもんなんです。
もっと言えば、高校は義務教育というわけではないせいか、今まで時間をかけて習ってない考え方を使わないと解けないような問題が何げに出てきます。高校数学でも「はどめ規定」といってやらなくてもいいという内容はありますが、事実上そんなことだけを考えて問題を作れるわけではありませんし、いろんな考え方を知ってないと解けるものではないのが現実だと思います。
そして、これは算数の考え方(漠然としていますが、学校の算数という意味ではありません)の延長線上にあるように思います。
というのも、高校数学でつまずいている方が問題を解く式を紙に書いているのを横で見ていると、中学数学のどこでつまずいているか、あるいは算数の考え方のレベルでここがよく分かっていないんだなぁ、といったあんばいです。
復習・弱点補強はどうすれば?
さて、ここからが本題。
「復習・弱点補強はどうすれば?」ということで、2とおりの道を考えてみたいと思います。
中学や高校の各学年ごとの具体的な方法をあれこれ述べる前に、「復習」とは、どういうことなのかを2とおり考えてみたいと思います。
復習・弱点補強はどうすれば? その1
たとえば、高校生になって数学の苦手意識があって、今習っている問題で解けないというケースですね。
この問題が解けないという場合、参考書などを利用して自力で解決できればいいんですが、たいていの場合は、だれかに教えてもらわなければなりませんね。今の問題集は解説がくわしくなっていますから、解説を読んでも分からないというケースが多いと思いますが。
すると、たとえば、こうなります。
ここが分からないのは中学数学の関数で「変化の割合」が理解できていないからだ。そして、「2次関数」あたりを復習する。おや、それでもだめ、それなら「1次関数」。「1次関数」でだいたい「関数」というのは分かったようだけど、こんどは、「分数計算」で引っかかるところがあるようだ。それなら、今度は「分数計算」の練習と、極端な場合、どんどんさかのぼっていく必要があるわけですね。まあ、「イモヅル方式」と言ってもいいかもしれません。
そして、たいていはこういった指導をやっていると思いますし、そうせざるを得ない状況があるわけです。「質問教室」なんかではこういった指導方法をとらざるをえないでしょうね。
でも、この方法にも問題点というより、注意すべき点があると思います。
というのは、この方法では、質問する方が何とか出来るようになりたいという気持ちを強く持っているという前提が必要です。具体的に言えば、説明したところをもう一度、1人で式を書いてその意味を理解し、自分のものにするという意識が必要です。
聞いているだけで分かるんなら楽ですが、それを自分自身でこなさなければすぐに忘れてしまいます。説明してもらったから分かった(ような気になる)ということだけで完結してはいけません。
この「イモヅル方式」の最大の特徴は、かつて学校で習った時の時間軸に沿って復習するわけではありませんので、けっこうきつい作業なんです。アットランダムに自分の弱いところが見つかるわけですので、それに対応するにはそれなりの強い心が必要なんですね。
ですから、問題をていねいに全部わかりやすく説明してもらった段階で満足してしまうのがふつうなんです。
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