2006年06月27日
受験で国語対策をどう考えるか
・国語が出来るとか出来ないとか
「あの子は国語が出来る」とか「ぼくは、国語が苦手だ」とか、よく言いますね。何気なくこういうもの言いをするわけですが、「国語の学力・成績」とは何か、また、受験で国語の占める位置、どう取り組めばいいか、ということを少し考えてみたいと思います。
国語が他の科目とちがうのは
まず、次のような現実?があります。
・受験レベルで考えた場合、国語の出来る生徒は、特に国語を教えなくても、成績は落ちないし、ある程度の成績を維持し続ける。
・逆に、国語が不得手な生徒に文章の読解力をつけようと時間をかけて教えても、数学や理科とちがってさほど学力の向上に結びつかない。
・数学と理科の得意な子は、ある程度まで、テクニックで特定の分野の読解力をつけさせ、成績をアップさせることが出来る。
つまり、国語というのは、ある程度まで個人の持ち点がある。また、まんべんなく不得手な教科が多い場合は、国語以前の文章の読み取りの力が弱いということになり、別の対策が必要になる。
国語が出来るかどうかを知るのは簡単です。文章を音読させて横でそれを聞いていればすぐ判断できます。漢字や熟語を読みこなせるか、言葉の意味を知っているか、文の構造や文脈をつかんでいるか、文章を読み慣れているか、大げさに言えば、そのすべてが分かるでしょう。
端的に言えば、「国語が出来る」生徒は、読書習慣がある、あるいはほかのメディアであっても、言葉に対して常に関心を持って意識し続けていると言えるのかもしれません。
別によく勉強しているかどうかの問題ではなく、日常生活における積み重ねですので、その差は大きく広がり、短期間でそのギャップを埋めるのは困難な学科であるということです。
ですから、これは言うまでもないわけですが、いろいろな文章に親しませ、その内容を理解しようと努力する習慣をつけさせることがいちばん大切です。その際、最初のうちは文章を音読させて、あらゆる面でそのおかしなところを修整していくという手助けが必要になるかもしれません。読解力をつけさせるいちばん基礎になるトレーニングになるかと思います。
受験での国語の位置づけ
受験というのは、ふつう、複数科目の合計点で合否が決まります。したがって、点数で大きく差がつきやすい科目で出来るところを落とさない、確実に得点するというのが、合格のための大きな鍵となります。具体的にいうと、算数・数学と理科の計算などで得点出来るようにしておくということでしょうか。
これらが苦手だからといって、早めの対策を講じないで暗記物の社会などで得点しようとしても、うまくいかない場合が多いです。
じゃあ、国語はどうするの?ということになりますが、基本的に、各人それぞれの「国語の持ち点」というものがあって、短期間の学習でその差を埋めるのはいかんともしがたいという側面があるということかもしれません。
ただし、国語を捨てろなどと言っているわけではありません。受験をうまく乗り切るには各科目の優先順位があるということです。
自分が今持っている国語の持ち点に、短期間で可能な得点アップにはどのような学習をすればいいかに頭を切りかえることも必要ではないかということですね。
たとえば、書き取り(国語のテストにはつきものですね)、重要な慣用句を覚える(これも国語には出題されやすい)などなどです。
あくまで私見ですが、結論めいたことを言えば、一般的に「国語」の学力アップには、早くからの対策が必要になるということでしょうか。「鉄は熱いうちに打て」とも言いますから。
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