2007年03月10日
実力をつけるためにテストを活用しよう(2)
なぜ学力を向上させるためにテストが必要か?
前回の続きです。「今現在の自分の学力がどの程度のものかを知るための実力テスト」を受ける前に、なぜこの種のテストが必要なのかを少しくわしく考えてみたいと思います。
ただし、この種のテストをくり返し練習することが不可欠なのは、算数や数学が特別得意でない、あるいはどちらかというと苦手だというごく標準的なタイプの方にとってです。世の中には、数学的な素質に恵まれている人もいます。このタイプの子供達は、たとえ今成績が悪くても、学力を向上させることはたやすいことです。どのような教え方をしなければということはまずないでしょう。基本的な学力や考え方は備わっていますので、ほんの少し軌道修正をしたりアドバイスするだけでOKです。
私が問題にしているのは、テストを活用する方法を知っていればだれでも着実に自分の学力を向上させることができるんだよという1つの考え方です。
どのようなテストであるべきか
少し大げさなもの言いになりましたが、要は、「自分が学習したことをきちんと理解できているかどうかをチェックするテスト」ということになります。何だ、当たり前じゃないかということになりますので、言葉を換えて言い直してみます。正確には、これは教わる者の側の問題というよりも、教える側の問題です。平たく言えば、「教えたことだけを数字を変えてテストする」ということです。特に、平均的な学習内容に比べて少し難しい問題は、数字を変えたものにしないと、その問題を解かされる側は対応できないでしょう。同じ学習単元の問題だからできるはずだなんて単純なものではありません。もちろん、その単元のごく基本的な学習事項はみな共通ですのでその限りではありませんが。
ですか、教えた問題の数字を変えて問題を作成するのは手間がかかりすぎるといったような事情があります。実際やってみればすぐ分かることです。
ですから、ここでいうテストは、通常は学校や塾でやる単元ごとの小テスト、数カ月単位の中間や期末テストをイメージしていただければいいのではないでしょうか。
テストの結果をどう生かすか
「学力をつけるためにテストは必要である」、「どのようなテストが必要か」に続いて、「テストの結果をどう生かすか」といういちばんお話ししたい重要な問題に触れてみたいと思います。
さて、実際にテストを受けてみてその答案が返ってきた。思ったよりできた、いやダメだった。一喜一憂することでしょう。でも、そんなことはあまり気にすることはありません。自分が出来ない問題が分かってありがたいと思いましょう。もし悪かったとしても、これからの対応次第でその結果を生かすことができる。これからお話しすることは、ただそのことに尽きるかもしれません。もしそうでないならば、学力をつけるためにテストは必要だなどとは申しません。
テストは自分の弱点を発見するためにある!
自分の現在の学力を測るのが模擬テストや入学試験だとすると、ここで述べるテストは「自分の弱点を発見するため」のものだと考えましょう。なぜなら、自分の弱点を発見し、それを克服していくことなしに学力の向上は望めないからです。問題集を数多くやると出来るようになるなんてのは、やりっ放しにしないという前提があって成立するもので、実際にそんなに時間を取ってやる余裕はないでしょう。また、自分の弱点を発見するという意味では、100点を取れるようなテストはやる必要がないと考えることもできます。
次回に続く
トラックバック
このエントリーのトラックバックURL: