2007年03月19日
中2の春の理科をどう学習するか?
理科という教科は暗記と理論の2分野から
まず、いわゆる暗記を中心とした学習範囲と計算して答えを出す必要もある理論的な学習範囲の2つに大別できます。
暗記を中心とした学習範囲というのは、植物や動物、天体、動物や人の体のつくりなど、理論的な学習範囲というのは、物質の性質や変化、化学変化と原子・分子、光・音・熱、力と圧力、電流とその性質、水溶液の性質と運動とエネルギーなどですね。
もっとも、第二分野の「天体」でも、星の日周運動と年周運動、そしてその組み合わせの計算があります。計算といえば、植物の気孔からの蒸散量の計算というのもあります(-_-;)。
前者は、中学では第二分野、後者は第一分野と呼ばれていて、それぞれ「上」と「下」に分かれ、教科書が4冊になるわけです。
初めて中学生になった時、理科の教科書をこんなにもたくさんやらなけれればいけないのかと驚かれた方もいることでしょう。まぁ、小学生の理科との落差に愕然とするわけですね。小学校で習う理科があまりにもやさしくなりすぎたということもありますが。中学校は義務教育ですので、全員がこの4冊をすべて学習しなければなりません。また、学校のテストであってもその試験対策として教科書だけでは十分ではありませんね。
小・中・高と段階的に難しくなる教科
おおざっぱに言えば、理科は同じ学習する内容を小・中・高と段階的に難しく(くわしく)している教科です。もちろん、上の学校でまったく初めて習う内容の単元もありますが。指導要領が改訂されるたびに、小学校で習っていた単元を中学校に上げたり、その逆に小学校に下ろしたり、なかなかいそがしい教科でした(‥;)。まぁ、中学校に上げる場合は難しく小学校に下ろす場合はやさしくしていたということなのですが。
ごぞんじのように、私立中学入試の場合にはほとんど例外なく理科はテストに出題されます。その場合、理科の受験勉強が必要になるわけです。受験勉強で習う理科の内容は、小学校で習う同じ単元の内容とはレベルがちがいます。ひと言で言えば、はるかに難しいんです。ですから、中学校に上がってもそこで習う内容を難しく感じないんですね。極端に言えば、中学で習う理科の学習内容を半分ぐらいはすでに習得しているということでしょうか。
理科のテストは数学のテストとどこがちがうか
ひと言で言うと、数学のテストは計算力と今まで学習した内容の積み重ねです。数学のどの単元のテストであっても、前の学年までに学習した内容の基本が分かっていなければテストで良い成績を収めることはできません。分かりやすく言うと、算数の基本がおろそかであれば数学が分からないし、テストでも問題を解くことができません。
理科というのは、中間や期末のテストであってもある程度テストの範囲が限られます。ですから、暗記物を中心としたテストでは良い点が取れることもあります。ですが、中学3年生という学年は学校の方でも高校進学ということを念頭に置いて授業やテストをします。また、業者の実力テストいうものもあります。学校でやるテストよりは、少し難しいのがふつうでしょう。
暗記を中心とする単元はその時は覚えていても、やがて忘れていきます。逆に、第一分野の理解力や計算力を必要とする単元は、数学などと同じく、一度理解してしまうと実力テストであってもけっこう点が取れるものです。言うならば、第一分野で点が取れるか取れないかでテストの成績が大きく変わってくるのですね。
第一分野は習得に時間がかかる
第一分野というのは理論的な学習範囲だと述べましたが、要するに、理くつっぽく、理解力と計算して答えを求める能力が要求されるのです。
また、たとえその単元の内容を理解していても、数学の計算力がなければ対応できません。そして、きちんと計算して答えを出すためにも、問題にも数多く当たってトレーニングしないと実力がつきにくいんです。初めに、第一分野で習う内容をざっと挙げたみましたが、どの単元もけっこう習得するのに時間がかかります。今まで、理科の暗記物で点をかせいでいた人は、実力テストなどになると苦戦するかもしれません。
理科のテストで良い成績を取るコツは、まず第一分野の内容をしっかりとおさえることです。先に暗記物で勝負するという勉強は、かなりきついです。
したがって、この春休みには、理科の第一分野の基本的な学習内容の理解をしっかりしておきましょう。理科の計算だけを取り扱った問題集もありますからね。
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