2007年05月30日

2つの数の和・差・積・商の組み合わせの問題(3)

2つの数の和・差・積・商の組み合わせの問題(3)

前回は「和と積」から2つの数を求めることを考えましたが、今回は「和と商」。

2つの数の「和と商」が分かれば、やはり2つの数を求めることが出来ます。今度は、算数。文章題で「分配算」とか「倍数算」とかいうのに相当する問題。線分図を習っていないと小学生は難しいかもしれませんが、とても重要な考え方を含んでいますのでぜひチャレンジしてみてください。

2つの数の和と商の意味

まず、「2つの数の商」とは、ある数を別の数で割った時の答えという意味で使っています。たとえば、10÷2=5という式は、割り算という計算の商が5であるということです。けれども、そのほかに、10は2の5倍という意味があります。つまり、割り算の商は割合を表すという側面があるわけです。これは、超重要。
2÷10だと、どうなるか。2÷10=0.2で、やはりこれも割合を表すことが出来、2は10の0.2倍、2割、20%、1/5などと書きますね。

2つの数の和と商の問題

では、さっそく2つの数の「和と商」の問題をやってみましょう。

【問題】:
☆2つのAとBがあって、AとBの和は54でAをBで割った商は5です。2つの数はそれぞれいくらですか。

「AをBで割った商は5」ということは、AはBの5倍ということですね。「AとBの和は54」ということと「AはBの5倍」ということを一般的な線分図で表すと、次のようになります。

この線分図で、どのようなことが分かるか?
ずばり、「AとBの和54」が、5+1=6で、「Bの6倍」になっていることです。
したがって、54÷6=9で、まず、B=9が求められます。Aは、9×5=45でも、54-9=45いずれの計算でも求められます。かた一方の計算を確かめに使うといいですね。
【答え】A=45B=9

数学で解くと?

ご参考までに、中学生はこの問題を数学でどう解くか? 方程式で解くということになりますね。

1つ目は、こういう式です。
小さい方の数Bをxとする(Bのままでもいいんですけどね)と、大きい方の数Aは54-x。
54-x/x=5。54-x=5x。6x=54。x=9…B。後は省略。

文字どおり、問題の内容をそのままxを使った式で表した解法ですが、分母にxを持ってきていますので、中学生に成りたての皆さんはここでこけるかも(‥;)。

2つ目は、こういう式です。小さい方の数Bをxとするのは、上と同じです。
AはBの5倍ということを理解して、A=5xとおく。
x+5x=54。6x=54。x=9…B。後は省略。

算数で解いた方が楽?

数学の下の解法は、実は、算数の線分図の解法と考え方が同じなんです。線分図では、B=xの代わりに、B=としているだけです。変数(未知数)がない分、慣れればこちらの方が楽かもしれませんね。慣れれば線分図をかく必要もないですよ。

変数が1つならまだいいんですが、変数を作りすぎるのは危険です?問題によっては複雑になり、計算がたいへん。たとえば、ここでは触れませんが、ニュートン算を変数で解くには、ふつう変数を3つ使います。

ついでに。
中学生になって方程式の応用問題をやるようになると、変数を使って式で表す必要が出てきます。この場合、割り算の式で分母に変数を使って式そのものは正しいんですが、それから計算出来ないで困るというケースもよく見かけます。

何をx(変数、未知数)とおくかが重要です。たとえば、速さの問題で求めるものが速さだったりすると、「速さ×時間=道のり」ですから、「時間=時間」の式を作った場合「速さ」をxとおくと、分母にxがきてしまいますね。
方程式の応用問題では、必ずしも求めるものをxとする必要はない。 たとえば、「道のり=道のり」の式を作った場合「速さ」や「時間」をxとおいても、かけ算ですので分母にxがこないから計算が楽になります。

数学をやるにしても、2つ目の方程式の解法のように算数?の考え方を知ってた方がいいということでしょうか。2つの数の「和と商」なんてのは学習単元にはないですが、算数・数学の解法の見えないツボのようなもんです。

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投稿者 寝太郎: 2007年05月30日 11:31

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