2007年06月09日
二字熟語の暗記ゲームの勧め
覚える気あるの?
以前に、友寄英哲(ともより ひであき)さんの友寄式記憶術をご紹介させていただきました。今度は、お気軽に試せる暗記法について。
さて、子供たちが学校の宿題の漢字を書いているのを見る機会があります。漢字ノートに1つの漢字を1行に10個というやつですね。おー、熱心、感心、そこまではいいんですが、うん? ところが、先に部首だけ10個書いているのを見かけたりするんです。英語の宿題だと、英文をノートに写すのはいいんですが、目でそのまま写しているというのが目立つんですね。
漢字を10個も書くのは、覚えるためじゃなかったの?いかにもいやいや宿題やってるって感じ(‥;)。どうやら、頭の中で覚えてから写すという感覚が欠けているようです。
覚えると思い出す
英語の「remember」という単語には、「覚えている」と「思い出す」という2つの意味があるのはご存知だと思います。正確に言うと少しちがうのですが、「覚える」のと「思い出す」のはセットになった行為のような気がします。覚えていなければもちろん思い出すことは出来ないし、思い出そうという行為がなければだんだん忘れていくというイメージです。
筋肉が伸びる・縮むということでセットになっているのと似ているのではないでしょうか。でないと、「覚えることを忘れ、忘れることを覚える」という循環にはまってしまうでしょう。
暗記ゲーム
日本語には熟語というものがあって、いちばん多く使われ目にするのが二字熟語ですね。
ところが、その読みが難しい。なんせ、音読みと訓読みの組み合わせが4とおりもある。おまけに、アルファベットと違って読めなければ国語辞典も引けやしない。
子供たちは、読めなくても平気なのか? 答えはYesとも言えるし、Noとも言えるかもしれません。なぜなら、今の子供たちは、けっこう「読みに飢えている」と断言出来ます。小学生のみならず、中学生や高校生も例外ではありません。
たとえば、次のような熟語の読みゲームをやると、皆興奮して熱中します。
こんな感じでやります。人数は4人×4列で16人ぐらい。これは少なくても多くても問題ないでしょう。
まず、縦のますとますがそれぞれ10個ある表の中に二字熟語を全部で100個書いたプリントを用意して、全員に持たせる。下のはサンプルで、縦横5行、5列ですが。小学4年生では、ちょい難しめですね。
| 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | |
| A | 合図 | 感覚 | 夕立 | 下山 | 下山 |
| B | 食物 | 花束 | 親身 | 丸太 | 口数 |
| C | 気長 | 大型 | 水深 | 気配 | 他言 |
| D | 街角 | 書物 | 一味 | 名札 | 大輪 |
| E | 好物 | 全治 | 初日 | 極度 | 行水 |
さて、ゲームの進め方の一例。いろんなパターンがあると思いますが。
・ある列の子供たちを前(後ろ)から順に指名して、たとえば3の列10個の二字熟語の読みを読ませる。まちがったり読めなかった時は、「読める者」と手を挙げさせて読ませる。1つでもまちがったり読めなかった者は、立ったまま。
・思い出すとは?
先ほど、子供たちが「目でそのまま写している」と書きましたが、これは単なるコピーなんですね。
「覚える」ことと「思い出す」ことの間に介在させておくといいものは何でしょう。私は、その1つに「頭の中のホワイトボード」をあげたいと思います。
たとえば、熟語の書き取りを練習する時には、紙に書きますね。と同時に、目をつぶって頭の中のホワイトボードにも書きこむんです。そして、思い出す時は再び目をつぶって頭の中のホワイトボードに書かれたものを取り出す。えっ? 何もないって?
思い出す時に、残っているようにするのが訓練なんですよ(‥;)。ちょっと強引なたとえでしたが、試験の時に頭の中のホワイトボードから引き写しても、それはとがめられるようなことではないですし。
小学生の二字熟語の読みのプリントは、以下のコーナーにあります。 小学生の漢字の読みがやさしいとは限りませんので、暗記ゲームをやってみようかと思われる方は、ご自由にダウンロードしてください。
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