2007年07月04日

単位分数の和・麻布中・中級

算数・2007年入試・良問100番勝負:その3

次の例のように、ある分数を、分子が1で分母が異なるいくつかの分数の和で書き表すことを考えます。
2/31/21/62/31/31/41/12など。
13/201/23/201/21/71/140
13/20(10+2+1)/201/21/101/20など。
次の(1)、(2)の分数について、このような表し方を1つ答えなさい。
(1)13/18 (2)5/13 麻布中・4番の問い…中級問題の標準。単位分数の和・中級

解法に必要な単元・考え方

分数の加法・減法(基本)。単位分数の考え方・分数の分母の約数を分子に(中級)・解法が1とおりでないパズル的な問題を考える

ポイント1:
分母が最も小さくなる単位分数を次々に取り入れていく。

ポイント2:
分母を倍分(約分の反対で、分母分子に同じ数をかける)し、分子を分母の異なる約数の和で表す。

分数を単位分数の和に分解する(中級)

時々出題されるパズルっぽい問題です。麻布中らしいですね。答えは1とおりではありませんから、答えを2つか3つぐらい書かせると出来る子と出来ない子の差がついたかも(‥;)。
古代エジプトでは、2/3という大きさの分数を1/21/6などと単位分数の和で表していたそうです。

【解法1】:古代エジプト式?(分母が最も小さくなる単位分数を次々に取り入れていく)
☆初めに、次のようなことを考えてみましょう。2/3を単位分数に分けるんですが、分数だけでは考えにくいかもしれませんので、ピザパイで(‥;)。

2枚のピザパイを3人に公平に分けることを考えましょう。もちろん、1人1枚というわけにはいかない。さて、どうするか?
2枚のピザパイをそれぞれ2枚に切って4切れにすれば、1人1/2枚食べることが出来る。残ったピザパイ半分(1/2枚)をどうするか?
またこれを3等分すればいい。1/2枚を3等分すると1/6枚。
したがって、2/31/21/6って具合に単位分数の和に出来ますね。

【解法2】:分母を倍分(約分の反対で、分母分子に同じ数をかける)し、分子を分母の異なる約数の和で表す。
☆ある数をその数の約数で割ると、必ず割り切れることを利用します。
たとえば、3は6の約数。6÷3=2で割り切れる。これを分数の約分で使うと、3/61/2で単位分数になる。
この問題のヒントに、13/20(10+2+1)/20とありますね。10、2、1はすべて20の約数です。これを利用するんです。
2/34/64/6(1+3)/61/63/61/61/2

ついでに言うと、単位分数自身も別の分母の異なる単位分数の和として表すことが出来ますので、和を長くしてもいいのなら、次のようなのもありです。
1/42/8(1+1)/81/81/8…分母が同じになるから×。
1/43/12(1+2)/121/121/6…○。

【式と答え】式と答え:

(1)【解答例1】13/181/22/91/21/51/45
【解答例2】13/1826/36(2+6+18)/362/366/3618/361/181/61/2

(2)【解答例1】5/131/32/391/31/201/780
【解答例2】5/1330/78(1+3+26)/781/783/7826/781/781/261/3

人気blogランキングへ 人気blogランキングへ
応援クリックよろしくお願いいたします
投稿者 寝太郎: 2007年07月04日 18:18

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:

コメント

コメントしてください




保存しますか?