2007年07月09日
規則性・筑波大附属駒場中・中級
算数・2007年入試・良問100番勝負:その4
分数51/82を小数に直していくときの、小数第1位(1/10の位)にある数を1番目の数、小数第2位(1/100の位)にある数を2番目の数、…とします。
次の問いに答えなさい。
(1)10番目の数を答えなさい。
(2)1番目の数から100番目の数までをすべてかけてできた数には,一の位からOが続けて何個並んでいますか。
(3)1番目の数に2番目の数を加え,さらに3番目の数を加え,……と,順に,次々と数を加えていきます。加えてできた数がちょうど2007になるのは,何番目の数までを加えたときですか。
筑波大学附属駒場中・1番の問い…中級問題の標準。規則性の問題・中級
解法に必要な単元・考え方
分数と循環小数・周期性の考え方・整数の積と0の個数・周期を組で考える
ポイント1:分数は、割られる数(分子)÷割る数(分母)の商を表す。
51/82=51÷82=0.62195121951219…、と、小数第1位の「6」をのぞいて、小数第2位以降は「21951」のくり返し(周期)。循環小数と言われるもので、わざと「小数第1位に「6」を入れてその処理能力を試しているような(‥;)。
ポイント2:「整数の積と0の個数」の問題では基本となる問題でしょうか。「1から50までの整数すべてをかけた積は、一の位から0がいくつ連続してならんでいるか」などという問題は、少し難しくなりますが。
ポイント3:「加えてできた数がちょうど2007になるのは,何番目の数までを加えたときですか」。これも、1つの周期を組としてとらえることが出来るかを試す問題。「2007」というのは、もちろんこれが2007年度のテストですよという意味ですね(^^)。
規則性(周期)の問題(中級)
規則性の問題は、代表的なものに「数列」と「周期性」があって、これの複合問題もあります。まず、「周期性」の基本的な考え方をしっかり押さえておかないと複合問題には太刀打ち出来ません。ちなみに「数列」というのは、今では高校数学の数Bでいきなり登場、「ベクトル」と並んで数学の大きな壁になっているような。「オレ、数学だめだ(-_-;)」となるのかも。でも、中学入試ではふつうに出題されますからね。
ここで取り上げる問題は、「周期性」の基本をよく理解しているかを問う問題で、けっして難問で「いじめよう?」なんてものではなく、出題された先生の意図がはっきり分かる良問だと思います。しっかり理解出来ていないとひっかかります。基本的な総合力がないと解けないかもしれません。
【解法】:
(1)51/82=51÷82=0.6|21951|21951|219…、と、小数第1位の1番目の「6」以降、2番目からは「21951」の5つの数のくり返し。計算力も問われます。
10番目の数だから、数えた方が早いかもしれませんが、しっかり式を立てて解く習慣をつけておかないと、100番目なんてことになるとこけます。
10-1=9。9÷5=1あまり4。この意味をつかむことが大切。「21951」の5人?から成る組(クラス)を考えると、2組の初めから4人目の人ということですかね。
4人目は「5」だから、5。
(2)今度は、周期性に整数の積が加わってます。簡単に言うと、「5の倍数に偶数をかけると0が1つ出来る」です。よく出題される問題は、25の倍数なども考えなければならないのですが、この問題は「21951」の「2×5=10」で0が1つ出来るというシンプルな仕組みになっています。おそらく、0.6|21951|…という循環小数を先に設定してこれを分数に直されたのでしょうね。
100-1=99。99÷5=19あまり4。あまりの4には「2195」と2と5がある。19+1=20。したがって、20個。
(3)これは、周期性の問題に取り組み始めた時に、多くの子供が最初にはまる落とし穴があります。
2+1+9+5+1=18で、1組(クラス)5人の合計は18。
1番目の6を先に引いて、2007-6=2001。
2001÷18=111あまり3。18が111組。つまり、5人の組が111組。「あまりの3」がくせもので、3=2+1と考えるんです。3は和で、組の人数ではないから、うっかり?「+3」とやっちゃうんですね。
1+5×111+2=558で、558番目。
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